彼氏のハイライトに私の名前がない|不安になるSNSの距離感

恋愛

「なんで、私のことだけ載せてくれないんだろう…?」

彼のインスタのハイライトに、旅行の写真、美味しそうなランチ、仲のいい友達。
でも、その中に“私”はいない。

一緒に出かけた日、たしかにストーリーには投稿されていた。
でも、それはアーカイブにも残されず、当然ハイライトにも追加されていない。

「私の存在って、隠すほどのものなの?」

SNSという、誰かに見せるための場所で、
“見せてもらえない恋”に寂しさを感じてしまうのは、
決してあなたが弱いからじゃない。
それは、“大切にされているかどうか”の確かな感覚なんだと思う。


「載せてもらえない恋」がこんなに切ないなんて

SNSに、何をどこまで載せるかは人それぞれ。
そのことは分かっているつもりなんですよね。

でもね、「私のことだけ」載せてくれないのって、話が別。
他の人との写真は残してるのに、私の写真だけ投稿後すぐに削除されていたり、
私との思い出だけがハイライトからこぼれていたり。

無意識かもしれないし、意図的かもしれない。
でもそこには、何かしらの“心理”が働いているのは事実です。


SNSに私の名前がない理由とは?考えられる5つの心理

まずは、なぜ彼があなたの名前や写真をSNSに出さないのか。
ありがちな5つの理由を、一緒に整理してみましょう。

① プライベートと恋愛を切り分けたいタイプ

一見、誠実そうに聞こえるけど、
「SNSに恋人のことは載せない」って、言い訳にも使える言葉なんです。

  • 「あくまで自分のライフログだから」
  • 「周りにいちいち見せる必要はないと思ってる」

そういうタイプの男性は、たしかに一定数います。
でもその場合、過去にも“誰も載せてない”という一貫性があるはず。

問題なのは、「元カノは載せてたのに、私は載せてない」とか、
「男友達や職場の人は載せてるのに、恋人だけ載せない」というケース。

それ、“プライベートを大事に”してるんじゃなくて、
“都合よく切り分けてる”だけかもしれません。

② 誰かの目を気にしている(元カノ・浮気相手など)

彼のフォロワーに「元カノ」や「気になる誰か」がいる場合、
あなたの存在を明らかにしたくないのは、かなり怪しい信号。

  • 「元カノに誤解されたくない」
  • 「あえて匂わせたくない」
  • 「まだキープしてる誰かがいる」

この場合、「載せない」行動の裏には、
あなたを大事にするより、“誰かを失いたくない”という計算が働いている可能性があります。

はっきり言って、
あなたを守っているんじゃなくて、彼の逃げ道を守ってるだけ。

③ 恋愛そのものを“照れくさい”と感じている

不器用なタイプの彼に多いのがこのパターン。
友達とはワイワイ投稿しても、恋愛になると急に口数が減る人。

「のろけてると思われたくない」
「からかわれるのが嫌だ」
「恥ずかしい」

たしかに、無理やり投稿を迫っても意味はないけれど、
あなたが寂しさを感じてるなら、ちゃんとその気持ちは伝えていい。

「投稿してよ」じゃなくて、
「私はあなたと過ごした時間を大事にしたくて、少し寂しく感じた」と。

大切なのは、あなたの気持ちを“伝え方”で誤解させないこと。

④ 恋愛に対する温度差がある

SNSに出さないことで、“関係をぼかしたままにしておきたい”と感じている場合も。

  • まだ“本気”になりきれてない
  • 他の可能性を残したい
  • 付き合ってる実感が薄い

これは苦しいけど、大事な視点です。

投稿ひとつにも、その人の“本気度”や“覚悟”がにじむことってある。
あなたの中では恋人なのに、彼の中では「まだ付き合ってるって言えるかどうか…」みたいなグレーな状態かもしれない。

「言葉では付き合ってるって言ってくれるのに」
という状況なら、行動との“ズレ”に注目して。

恋って、言葉じゃなく“行動”に出るから。

⑤ シンプルにだらしない・無神経

「載せるってそんなに大事なの?」と本気で思ってるタイプもいます。

でもね、あなたが何度もそのことで傷ついてるなら、
それに気づけない時点で、ちょっと思いやり不足。

愛情って、相手の“ささいな不安”に耳を傾けることでもあるんです。
そこを軽く流す人は、恋人より“自分中心の世界”を優先しがち。


SNSに載せない=愛されていない、とは限らない。でも…

ここまで読んで、「あれ、意外と深いな」と感じたかもしれません。

そう、SNSって“無言の意思表示”なんです。
言葉はなくても、載せ方、残し方、消し方に、その人の本音がにじみ出る。

だからこそ、
「載ってない」=「軽視されてる」と感じてしまうあなたの感覚は、正しい。

ただし、SNSだけで愛情を測るのは危ういことも事実。

  • 普段のLINEや言動
  • 一緒にいるときの安心感
  • 話を聞いてくれるか
  • 支えてくれるか

これらすべてが一致しているのに、SNSだけ控えめなら、
「SNSは彼にとって大事じゃない」というケースもある。

でも、あなたの心が「なにか違う」と感じているなら、
そこには、あなたの“本音”があるのかもしれない。


伝えるときは、感情をぶつけずに「願い」を伝えて

「なんで載せてくれないの?」
「私、軽く見られてるの?」

そう言いたくなる気持ち、すごくわかる。

でも、大人の女性としては、ここでちょっと深呼吸。
責める言葉は、相手の“本音”を閉じさせてしまいます。

伝えるなら、こんなふうに。

「別に強制じゃないんだけど、私は一緒にいたことをちゃんと大切にしたいと思ってて。
だから、少し寂しかったんだ」

あなたの“怒り”じゃなくて“願い”を伝えることで、
彼の反応も変わってきます。


それでも変わらないなら、どうする?

もし、あなたの気持ちを伝えても、彼が変わらないなら――
それはもう、「彼の問題」ではなく、「あなたの選択」です。

  • このまま“見えない恋”を続けるか
  • それとも、“ちゃんと向き合える人”を選び直すか

SNSに載ることがすべてじゃない。
でも、安心できない恋を続ける理由も、どこにもない。

あなたが望んでいるのは、
「写真を載せてもらうこと」じゃなくて、
「ちゃんと存在を認めてもらうこと」なんじゃないかな。


最後に:あなたの存在を“隠さない”恋を選ぼう

SNSはあくまで“外の世界”に向けたもの。
でも、そこで“なかったこと”にされると、
まるで自分が“透明人間”になったような気持ちになりますよね。

恋人として一緒にいるのに、
誰の記憶にも残らない恋。

そんな恋は、きっとあなたを疲れさせる。

だからこそ、あなたの名前を隠さない人と、恋をしてほしい。

  • 名前を呼んでくれる
  • ちゃんと紹介してくれる
  • あなたを「誰かに見せたい」と思ってくれる

それが、あなたの心を守ってくれる恋だと思うから。