「また電話?」
LINEの通知を見て、そう思ったこと…ない?
好きな人からの電話。最初はうれしかったし、声が聞けるだけで幸せだった。
でも、毎日のように、しかも何でもない内容で何度もかかってくると、
だんだん気持ちがついていかなくなってくる。
これって、私がおかしいの?
それとも、彼が重いの?
今回は、彼氏が「やたら電話したがる理由」を、少し冷静に、でもやさしく紐解いてみようと思う。
その裏にある“彼の本音”を知ることで、あなたの違和感の正体も見えてくるはず。
愛情?不安?彼が電話したがる“本音”とは
男性が頻繁に電話をかけてくるとき、そこにはいくつかの心理パターンがある。
① 声を聞くだけで安心したい(愛情深いタイプ)
これはシンプルに、あなたのことが好きで、つながっていたい気持ちが強い人。
LINEよりも声のやり取りで近くに感じたい、という甘えん坊タイプ。
「元気?何してたの?」
たったそれだけの言葉に、彼の愛情が詰まっていることもある。
でもね、それが“日常の癒し”になってるならいいけれど、
あなたが少しずつ「疲れてきたな…」と感じているなら、それは距離感を見直すサインかもしれない。
② 文章でのやり取りが苦手(不器用タイプ)
LINEだと感情が伝わりづらい、自分の言いたいことをうまく文字にできない——
そんなタイプの彼は、電話という“リアルなコミュニケーション”に頼る傾向がある。
本音では「不安にさせたくない」「ちゃんと話したい」と思っているけれど、
相手の都合を考えずに電話してしまうこともある。
あなたが「なんで今?」と感じてしまうのは、彼が“伝えたい”より“届いてほしい”を優先しすぎているからかもしれないね。
③ 不安や束縛の裏返し(依存・コントロールタイプ)
これは要注意。
「誰といるの?」「今なにしてたの?」と毎回聞いてくるような彼は、
あなたへの“愛”というより、自分の“不安”を解消するために電話を使っている可能性がある。
これはもう、愛情ではなく「確認作業」になってしまっている。
電話でつながっていないと不安。
あなたの予定や行動を常に把握しておきたい。
そういうタイプは、距離を縮めれば縮めるほど、自由を奪われるような感覚になっていく。
あなたが息苦しさを感じているなら、それは「違和感」じゃなくて「危険信号」かも。
④ 話を聞いてほしいだけ(自己中心タイプ)
中には、自分の話ばかりして、あなたの話を聞こうとしない彼もいる。
「今日さ〜」から始まって、「うん、うん」ってあなたがずっと相槌を打つだけ。
電話を切った後、「私、何か話せたっけ?」って思うこと、ない?
これは、彼の中に“承認欲求”が強くあって、それをあなたで満たそうとしている状態。
こういうタイプは、一見マメだけど、あなたを見ているようで、自分しか見えていなかったりする。
⑤ なにか隠しごとがある(偽りの安心タイプ)
これはちょっと裏のある話だけど——
頻繁な電話が「監視」や「罪悪感のカバー」のために行われている場合もある。
たとえば浮気している人が、“誠実な彼氏”を演じるために
「ちゃんと電話してる」「安心させてる」アピールを過剰にすることがあるの。
もちろん、すべての電話好きの彼がそうじゃない。
でも、あなたの中で「なんとなくおかしいな…」という感覚があるなら、その直感は大切にして。
電話が多くて疲れてしまうあなたへ
彼の電話が悪いわけじゃない。
でも、あなたが疲れているなら、それも立派な「気持ちのサイン」。
「重い」と感じる自分を責めないでね。
人にはそれぞれ“心地いい距離感”がある。
彼の愛情がどんなに深くても、
あなたがすり減ってしまっていたら、それは“愛”ではなく“負担”になってしまう。
電話とうまく付き合うためにできること
じゃあ、どうすればいいの?って思うよね。
ここで大事なのは、“応える”ことより“整える”こと。
無理して毎回出る必要はないし、話すたびに消耗していたら本末転倒。
たとえば…
- 「今日はちょっと疲れてるから、明日でもいい?」と素直に伝えてみる
- 電話の時間をあらかじめ決めておく(「10分くらいなら話せるよ」など)
- 内容が薄い雑談でも、あなたにとって楽しいならOK。でも“義務”にしないこと
相手に合わせることが優しさだと思ってる人、多いけどね。
本当に大切なのは「自分を大事にできる関係かどうか」なんだよ。
注意したい、危うい電話欲のサイン
こんな傾向が見えたら、少し慎重になってみて。
- あなたの交友関係を電話で細かくチェックしてくる
- 「なんで出ないの?」と怒る・責める
- 電話の有無で愛情を測ろうとする
- あなたのペースや予定を尊重しない
それは“つながりたい”じゃなくて、“支配したい”のかもしれない。
恋愛って、本当はもっと自由で心地いいもののはず。
「好き」という感情の裏に、“不安”や“執着”が混じっていないか。
あなた自身の心で感じ取ってほしい。
「どうしたらいいかわからない」と思ったときに
彼を嫌いなわけじゃない。
でも、このままじゃ自分が苦しくなる。
そんなとき、どうすればいいかって、悩むよね。
ひとつだけ言えるのは、「あなたの違和感は正しい」ってこと。
不安やモヤモヤを感じるってことは、何かが合っていないというサイン。
我慢して合わせ続ける恋愛は、どこかで必ず歪みが出る。
彼との関係を育てたいなら、
まずはあなた自身の“心地よさ”を、ちゃんと守ってあげて。
最後に。あなたが愛されるとき、あなたの“余白”も一緒に大切にされるべき
電話の多さって、時に「愛されてる証拠」みたいに見える。
でも本当は、そのやり取りの中で、
- あなたが安心できているか
- 話した後、心がふわっと軽くなっているか
…それが一番大切なこと。
もし、どこかで「なんか苦しいな」と思っているなら、
その感覚を見ないふりしなくていい。
恋愛って、がんばるものじゃない。
そばにいて「ラクだな」「自然体でいられるな」って思える人が、本当にあなたを愛してくれる人。
そして、どうしても自分の気持ちが分からなくなったときは、
誰かに話してみるのもひとつの手。
友達でも、占いでも、カウンセラーでもいい。
自分の気持ちを誰かに言葉で伝えるだけで、少しずつ本音が見えてくることもあるから。
あなたの恋が、心から“安心できるもの”でありますように。
電話の回数じゃなく、心の距離で、ちゃんと愛されていると感じられる恋を選んでいこうね。