「連絡がこない…私、嫌われたの?」
――その不安、責めるべきはあなた自身じゃない。
「最後のLINE、既読のまま一週間返事がない」
「何か悪いこと、言ったっけ?」
連絡が途絶えると、心はぐしゃぐしゃになりますよね。
嫌われたのか、それともただ忙しいだけなのか。
聞きたいことは山ほどあるのに、自分からは何もできない。
ただ“待つしかない”時間ほど、つらいものはありません。
私もかつて、音信不通になった彼との復縁を願い、悩み続けたことがありました。
けれど、電話占いをきっかけに――自分の思い込みがすべてではなかったと知ったのです。
今回は、私の実体験をもとに、「連絡がこない本当の理由」と、「復縁の可能性を高める行動」についてお話しします。
自分を責めてばかりいた日々。「私が悪かったのかな…」
彼からの返信がない日が続くと、どんどん思考が内向きになっていきます。
「あのLINEが重かったのかな」「ちょっと言い過ぎたかも」「返信を催促してしまったかも」──そんなふうに、自分の言動を何度も振り返っては、答えのない自己問答に溺れていく。
私もまさに、そんな“自責のループ”に陥っていました。
これは心理学でいう「自己内省バイアス」と呼ばれる傾向で、人は不安なとき、原因を自分の内側に見つけようとする傾向があります。
相手の事情や外的要因に目を向けるよりも、「自分が何かを間違えた」と考えるほうが、コントロール感を得やすいからです。
でも、それは“自分を守るための思考”である一方で、真実からは遠ざかってしまうこともある。
占い師の言葉に、思考の偏りを気づかされた
電話占いで相談した先生に、私は自分の不安をつらつらと話しました。
すると、話の途中でこう言われたのです。
「ねえ、あなたは彼が連絡してこない理由を、すべて“自分のせい”にしているけれど、それって本当に正しいと思う?」
ドキッとしました。
誰よりも彼を理解したいと思っていたのに、私は“彼の状況”を考えることなく、“自分の落ち度”ばかりに意識を向けていた。
「たしかに…」としか言えませんでした。
この時初めて、私が見ていたのは“自分の感情だけ”だったと気づいたのです。
連絡がこない理由は、私の想像とはまったく違っていた
鑑定で明らかになった彼の状況は、私が想像していたものとはまるで異なっていました。
- 彼は今、仕事や家族の問題で精神的にいっぱいいっぱいになっていた
- 感情のアップダウンが激しく、誰かとつながることにすら疲れていた
- 決して「嫌いになった」のではなく、ただ「余裕がなかった」だけだった
こうした背景を聞かされたとき、思わず言葉を失いました。
私が一人で悩んでいた「彼の沈黙」は、私への無関心や拒絶ではなく、
彼自身の“心の限界”のあらわれだったのです。
心理学的にも、人がストレスを感じすぎると「対人回避反応」といって、親しい人とのコミュニケーションすら避けたくなることがあります。
これは心を守るための無意識的な防御反応であり、「嫌いだから避けている」のではなく、「これ以上感情を処理できない」から距離を取っている状態です。
まさに、彼はその真っただ中にいたのかもしれません。
「今、連絡がこないのは避けているんじゃない。“保留”なのよ」
先生がぽつりとつぶやいた、このひとこと。
それが、私の心にスッと染みこんできました。
「彼はあなたを“切り捨てた”わけじゃない。ただ、“今すぐ向き合うのが難しい”と感じてるだけなの。だから今は“保留”なのよ。」
その瞬間、今まで頭の中でうずまいていた“不安”や“自己嫌悪”が、
まるで空気が抜けたように、静かにほどけていきました。
「そうか。彼は、今は向き合えないだけなんだ。
でもそれは私が悪いからじゃなくて、彼が“彼自身の人生”に向き合っているからなんだ」
そう思えたとき、私の中で“待つこと”の意味が変わっていきました。
復縁の可能性を高めるには、“自分自身を整える”ことが第一歩
占いで未来を見てもらうことは、「結果を聞く」だけではありません。
「これからどう行動すれば、未来の可能性が広がるか」を一緒に探す時間でもあります。
私がいただいたアドバイスは、非常に具体的でした。
✔ 無理に動かず、“余裕ある人”という印象を残すこと
彼にとって一番しんどいのは、こちらの感情を押しつけられること。
だからこそ、「返信を待ってる」ではなく「大丈夫な自分でいること」が大事なのだそうです。
✔ 3週間の“冷却期間”を置く
「完全に連絡を絶つ」ことで、相手に“自由”を与える。
それは同時に、自分の心を落ち着かせ、冷静さを取り戻す時間でもあります。
✔ 自分の気持ちと生活に、エネルギーを戻す
恋愛で傷ついているときこそ、意識的に「自分の幸せ」に目を向ける。
趣味、美容、睡眠、食事――基本的なことを整えることで、心の回復力はぐんと高まります。
このようなアプローチは、恋愛カウンセリングでも有効とされており、
“復縁を焦るほど相手は離れる”という原則にも合致しています。
「彼と戻るための時間」ではなく「自分を育てる時間」に
私はある日を境に、こう考えるようになりました。
「今は、彼とやり直すための時間じゃない。
彼と再会したときに“もう一度好きになってもらえる自分”になる時間なんだ」と。
それからは、彼の動きに一喜一憂することなく、少しずつ生活を整えていきました。
美容室に行ったり、読みたかった本を読んだり、朝起きる時間を整えたり――
小さなことの積み重ねが、自分に対する“信頼”を少しずつ取り戻してくれたのです。